2010年08月02日

(ヲタク小話)猫舌な獄寺くんと意地悪な風紀委員長サマ

『リボーン!』のヒバ小話。
短いです。
サラリと読んで下されば幸い。



獄寺くんが猫舌だったらカワイイなっるんるんという腐った妄想から生まれたモノです。

1859Onlineさまで昨年発表してあるモノと同じで加筆はしておりません。
あ、ノベリストの方でも発表してあります。


因みに、この小話は約7割が実話だったりします…たらーっ(汗)




では、小話は続きからどうぞ続きを読む
posted by tomo at 10:05| Comment(0) | ヒバ獄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月21日

ヒバ獄小話−6月の花嫁

以前、1859Online様の日記で書いた懐かしい小話が出てきたのでsilhouette01djsh.gif

載せてみる事にしました。

因みに、tomoはリボーン!ではヒバ獄が大好物でするんるん

あちらでのキリ番で書いた小話など、こちらで掲載していこうかと思っております。
リボ好き、ヒバ獄好きな方のみ、宜しければお付き合い下さいませ。





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6月の花嫁



「何だ?あれ。」

梅雨の合間の珍しく晴れた日曜日。
隣を歩いていた獄寺が、何かを見つけたらしい。
興味深そうに、少し離れた華やかな衣装を纏った男女の群れに
近付いて行った。
集まっている人々は皆が笑顔で、賑やかに中心に居る男女2人に
拍手をし、声を掛けている。


あぁ、これは…。


「結婚式か…。」

色とりどりの衣装を纏った群れに近寄っていた獄寺の隣に立つと、
ポツリと小さく呟いた。
「6月だからね。結婚式も多いんじゃない?」
「?何で6月だと結婚式が多いんだ?」
「昔から、6月の花嫁はジューン、ブライドって言われていてね。
6月に結婚したら幸せになれるんだって。」
「何で6月だと幸せになるんだ?7月に挙式したら、6月に結婚した奴
より幸せが少ないのか?」
「知らないよ、そんなの。昔からの言い伝えみたいなモノなんだから、
深く考えないの。」
「だってよ…。」


まだブツブツ言ってる獄寺は放って置いて、そろそろこの群れから
離れようと促す。

が、その時群れに居た女性達が甲高い声を上げながら喚いていると
思ったら、僕に向かって飛んでくるものがあった。
そんなモノにぶつかるような僕ではなく、目の前に飛んできた
ブーケを片手でキャッチした。


「………。」


反射的に取ってしまったけど、コレは花嫁のブーケで。
確か、これを受け取ったら次に結婚するだの、幸せになれるだの
何だのと言われているモノで。
つまりは女性達にとっては憧れのモノ(らしい)で。

フと周りを見回すと、ブーケを狙っていたらしい女性達が残念そうに
していたが、そのブーケを手にしているのが僕という並盛の秩序である
事にやっと気付いた何人かが、まるで死刑宣告をされた人間のように
笑顔のまま土気色の顔色になるという、何とも器用なマネをしていた。
まだ笑顔で居る者や、残念そうな声を上げている女性達は、並盛の住民
では無いのだろう。

そしてそんな女性達は、男である僕が手にしたブーケの行方を、
あわよくば自分達の誰かに譲らないものかと期待に満ちた目で
見つめていた。


「…獄寺。」
「お?何だ?」
「コレは君にあげる。」
「…は?」


手の中の小さなブーケを隣に居る獄寺に押付けて、群れから
離れる事にした。
自分達ではなく、隣にいた、またしても男である獄寺の手に
ブーケが渡った事に一瞬残念そうな声が多数上がっていたが、
一拍おいてから今度は獄寺に向かって拍手が沸いた。


「は?何だよコレ!雲雀!!待てっての!!!」


サッサと不快な群れから離れた僕を追いかけて、獄寺が走ってくるが、
その顔は真っ赤だった。


「あのさ…。雲雀。あの…。」


いつもと違って歯切れの悪い獄寺を見ながら、「何?」と素っ気無く
答えると、手の中のブーケを見ながら獄寺が居心地悪そうにして
いたが、「………グラッチェ。」と小さな、本当に小さな声で
呟いていた。


「へぇ。モノを貰って礼を言うなんて常識、君にもあったんだ?」
照れているのだろう、赤い頬をした獄寺に向かってわざとからかう様に
言えば、瞬時に先刻までのしおらしさを何処かに葬り去り、普段通り
の勢いを取り戻して僕に噛み付いてくる。
が、僕からしたらキャンキャンと吠えてくる小型犬にしか思えない。
少し喧しいが、この子はコレ位元気な方が良い。
そんな事を思いながら、予定より大分遅れてしまった町内の見回りを
再開すべく歩みを速めた。








「あれ?獄寺君?」

雲雀と別れて自分の住むマンションに帰る途中、買い物の帰りらしい
十代目に声を掛けられた。
「!十代目!!!お荷物お持ちしますっ!」
慌てて駆け寄り、持っているスーパーの袋を持とうとしたが、
「全然重たくないから大丈夫だよ。」失礼ながらチラリと中身を
確認させて頂いたが、どうやら沢田家に居候する子供達のための
オヤツなのか、菓子類の袋が数点入っているだけだった。
それでも持たせて頂こうとしたら、「あれ?獄寺くんの持ってるの。」
と話を逸らされ、小一時間前の出来事が蘇ってきて真赤になってしまう。


「ご、ご、獄寺君?それって、結婚式のブーケ…だよね?な、何で?」
「えっ!?いえ、コレは!ふ、深い訳がありましてっ!
オレが受け取った訳ではないのですが。その、雲雀の奴に。」
「えーっ!!!ひ、雲雀さんから貰ったのっ!?」
「えっと、も、貰ったというか何と言うか。雲雀が受け取ったのを
押し付けられたというか…。その…。」


「…獄寺君。それって、雲雀さんに、プ、プロポーズされたって事!?」


「///!!!」

オレの表情を見た十代目が、何かを確信されたらしい。
言葉が出てこなくて金魚のように口をパクパクとさせていたオレに
「…獄寺君。悪いけど、コレ。母さんに渡してもらって良いかな?」
手にしていたビニールの袋を手渡され、咄嗟に受け取ったが。
「ちょっと急用が出来ちゃって、悪いけどソレ、お願い出来る?」
「はいっ!お任せ下さい十代目っ!!」
誰よりも何よりも尊敬する十代目に頼られるのが嬉しくて、
勢い良く返事をしてしまう。
そんなオレを見てから、「じゃぁ、宜しくね。」とニッコリと笑顔を
向けた後、何故かオレが今まで歩いてきた方向…並中に向かって
十代目は走って行ってしまった。


「…忘れ物でもなさったのか?(ニブい;;;)」





その時は全く気にしなかったのだが。

翌日、十代目のお宅に朝のお迎えに行った時、十代目が傷だらけなのに驚いた。
どこかのマフィアの刺客に狙われたのかと思い、何度も相手を尋ねたが十代目は転んだだけだとしか仰って下さらない。


その後も、十代目に続いて野球バカが傷だらけ(入院一歩手前)で教室に入ってきたり。

校内放送でシャマルに呼び出されて仕方ねぇから保健室に行ったら、昨日の出来事を根掘り葉掘り聞かれ。

イラついて授業をサボって屋上で昼寝をしていたら、夢の中に骸のヤツが現れ、雲雀に心を許しては駄目だの何だのと呪詛の様に繰り返し言われて寝起きは散々で。


今日は厄日かと思いながら午後の授業をサボって応接室に向かったが、扉を開けた途端。

いつ日本に来たのか跳ね馬が鞭を、雲雀がトンファーを。
それぞれ自分の愛器を構えて恐ろしいほどの殺気を放っていて。


「……。」


触らぬ神に祟りなし。
オレは見なかったことにして、ソっと応接室の扉を閉めた…。



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結構前に書いたものですが。

…相変わらずギャグに向かって行ってますねファイル0995.gif
シリアスで終われたのって、確か5000HIT&6000HITの小話しか無いんじゃないかと思われますファイル0949.gif




ラベル:ヒバ獄
posted by tomo at 13:54| Comment(0) | ヒバ獄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする